今回は「新築一戸建て分譲住宅の意味・メリット・デメリット」を紹介したいと思います!
①そもそも、分譲住宅って何?
「分譲」とは「分割譲渡」のこと。
ある程度まとまった動産や不動産を、分割して販売するという意味です。
つまり、分譲住宅は
広大な土地を業者が購入して一括で開発した後、それを一戸ずつ売る住宅
のことを指します。
一般的には、業者が山を買って土地をならし、
電気や水道などのインフラを整備した上で区画ごとに分割します。
この土地だけを売ることも「分譲」と言います。
そして、それぞれの土地に一戸建てを建てて売ることを「建て売り分譲」といい、
こうして売られた住宅のことを「分譲住宅」と言います。
建て売りの場合、土地と建物をワンセットにして販売するのが普通ですが、他にもいろんな形態があります。
もちろんのことですが、一戸だけ建てて売る住宅は分譲住宅とは言いません。
また、分譲マンションとは、マンションの所有権を部屋ごとに分割して売っている集合住宅のことです。
そのため、買った人はその部屋だけの所有者となり、専有部分以外の権利は基本的に持つことができません。
分譲マンションも戸建て同様、お客にとっては一生の買い物となるため、
賃貸用に作られるマンション(賃貸マンション)に比べると格段にしっかりした建物であることが多いです。
ちなみに建売は、土地に家を建てたものをセットで売ることであるのに対し、
分譲は名前の通り、分けて譲ることです。
そのため「建売」と「分譲住宅」とは、ほぼ同じ意味になります。
では、新築一戸建て分譲住宅の仕組みについて見ていきましょう!
今回の事例では、
「新築一戸建て分譲住宅が注文住宅より500万円も安い」
ことについてお話します。
例えば、別府市で別府駅徒歩20分の土地を買うとしましょう。
★注文住宅の場合
1坪20万、50坪買うと土地だけで1000万円かかる計算になります。
そこに注文建築を建てると、
安いものでも30坪×坪50万円=1500万円の上乗せがかかり、
さらに水道や駐車場や植栽などの付属費用もかかるので、
最低でも2700万円程度かかります。
特に注文住宅の場合は、
●耐震や省エネなど、どの程度が良いのか判断できず、いざという時の安心のために必要以上のものを選んでしまう
●個人の夢を実現させようとすると、通常の間取りと異なるため追加費用が発生してしまう
…などの理由も重なるため、2000万円を超える物件が多いと考えられます。
その結果、
土地+注文建築=3200万円程度
かかるという計算になります。
★新築一戸建て分譲住宅の場合
別府駅徒歩20分以内にある新築一戸建て分譲住宅の、
現在の平均価格は2680万円ほどです。
平均で土地は167㎡、建物は107㎡ほどで、
多くの物件が南接道になっており日当たりは良いものが多いです。
このように、
価格的な比較では、戸建分譲が500万円くらい安い
と言えます。
②新築一戸建て分譲住宅のメリット・デメリットとは??
★メリット
新築一戸建ては、外観や間取りなど住宅を構成するもののほとんどを、
建売業者側であらかじめ決めた上で建築します。
さらにひとつのエリア内で一気に作り上げるため、
一般的な注文住宅よりもコスト面で安価に建築できるのがメリット。
低予算で住宅の購入を考えている人にはおススメです♪
もし、注文住宅で同じような建物をひとつだけ建てようと考えているなら、
コスト面では分譲住宅の方がオトクと言えるでしょう。
★デメリット
密集型の大量生産であらかじめ設計されているため、
自分の思い通りの造りではないというのがデメリット。
設計の面からも、住居にこだわりを持つ方は不満を感じるかもしれません。
例えば、思い描いている家があるとします。
その理想にマッチする分譲住宅があれば、その人にピッタリの家だと言えるでしょう。
さらに住居環境、建物、それが分譲住宅で安いと仮定すれば、それに越したことはありません。
でも、「外壁はこうで、玄関はこうで、間取りはこうで…」と
理想の家を建てたいならば、それは注文住宅で実現するしか方法はありません。
身近に言えば、服と同じです。
既製品=分譲住宅と位置づけるならば、
オーダーメイド=注文住宅ということになりますね。
以上、「新築一戸建て分譲住宅の意味・メリット・デメリット」でした!
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